BUG EVILs 第3章-2話 夜叉丸


0

このトピックの投稿一覧へ

なし BUG EVILs 第3章-2話 夜叉丸

msg# 1
前の投稿 - 次の投稿 | 投稿日時 2018-10-25 4:22
kyou1102  懸賞金1億ベリー   投稿数: 891
セツナは、思わず手を伸ばし、名も知らぬ少女を助けようと、
その場から衝動的に、動いてしまいそうな所を、老人が、刀でセツナの腹を強く叩き
蹲《うずくま》る。

――何すんだ・・・。
「今は、我慢せい」

その姿を見た家来が、どうかしたか?とセツナの方を見て声をかけるも
「大丈夫だよ」と老人は、返した。

その後、姫が、一人の侍を指さし、侍は、喜び家来と共に、城へ戻って行った。
零刻《れいこく》の儀が、終わると、繁華街は、再び元の姿へと戻った。

「少し付き合え」と老人は、セツナとマモに、ついて来るように告げ路地裏に消えていった。


零刻の儀にて、頭を下げず。
尚且つ、椅子に座りじっと姫を見つめていた武士《もののふ》がいた。

「いいんですか?追いかけねえで」
その侍は、静かに椅子から立ち、必ず奴は、俺の前に現れる。
と言い、その場を後にした。

セツナとマモは、会話もなく老人を追いかけ。
繁華街の路地裏を抜け人気の少ない竹林に辿り着き、
道なき道を進み、二十分程した頃に、ぽつんと、小さな民家に辿り着いた。

扉を開けると、先程の様に、お酒を嗜《たしな》む老人の姿が。

「よく来た。まぁ適当に座れや」
書物が散らかった老人の家を、少し片づけ座った所で、マモは、老人に礼を言った。

「おうおう?姉ちゃん。色気はねぇが、察しはいいんじゃな。」
その言葉に、怒りを覚えるもぐっと堪え、一礼するマモ。
にやりと、笑い酒を猪口に入れてぐっと飲み干す老人。

――どういう事だ?
「まだわかんないの?あんた、アタシ達さっきこの人に助けられたのよ?」

「正確に言や、その姉ちゃんにも助けられとるぞ。若ェの。」
何の事かさっぱりした表情のセツナに、マモが呆れながら説明を始めた。

「あの酒場で、この人に声かけられていなかったら、真っ先にアタシ達店の中の男共に殺されてたわよ」――男?そんなのいたのか?
「え!?気づいてなかったの!?無茶苦茶殺気放ってたわよ!!」

「奴等の名は、“侍《さむらい》”。 夜光家の一派じゃ。」
――夜光家?

「この国の元々の殿様。まぁ王様みてぇなもんが、半年程前に亡くなられたんじゃ。」
「その跡取り言うても、さっき見た姫君一人。」

――そうだ!あの子!!
「まぁ待て。お前《めえ》さんの言いたい事は、後じゃ。」

「“零刻の儀” ありゃ名目上、姫さんが、この国を継ぐ者をわざわざ探す時間みてぇなもんだがな」
「城へ連れて行かれた侍は、百人を超えるも、未だに跡取りは、決まっておらん。」

――百人も!?
「そして、この国には、殿の仕えた三人の家臣がいた。」
「その三武将の内の一人、夜光家の若党。“夜叉丸《やしゃまる》”様が、あの場にいたのじゃ。」

――夜叉丸?
「わからなかったの?あの酒場の奥で、一番殺気を放っていた男。」
「あれは、只者じゃないわ。」

――そんな事よりだよ!あの女の子は!!
「わかっておる。貴様と同じく百年前に、最後まで生き残った子供達の一人じゃ」
「やっぱりね。」
――やっぱり?じゃあマモも気づいてたのか?
「あの場で、異様な気を感じたのが、その夜叉丸ってのと、姫さんよ」
――なんとかして話せないかな・・・。

「そこでじゃ。」
「若ェの。魔法は、何処まで思い出した?」
――え?それが、自分の意志じゃ使えないんだ。
――魔法?

「ここに来て、あんたも感じてたでしょ」
――感じた?何を?
「まさかあんた本当に、ご飯の匂いにつられただけなの!?」
――え?違うの??

マモは、再び呆れた顔で、セツナの顔を見つめた。
「この国に、強力な魔力が、潜んでる。」
「あのお城と、“その奥”・・・。」

「ほぉ。その奥まで気づいておるのか。」
「それに、あのお姫様に、何人かの侍達。」

「そして貴方。」
マモは、老人を睨むと老人は、にやりとまた酒を飲みだす。

「貴方何者?この国の侍じゃないわよね?」
「お互い様じゃろ?」

「まぁ隠す事もないがな。」
老人は、立ち上がりセツナを見つめる。

「ワシの名は、“エンジュ”。“黒魔道士パンドラ様”からの使いで、貴様を待っておった」

0
(0)    |

投稿ツリー


Amazon Ranking [PR]
...loading
gotohome
gototop
  • zero
  • a8
  • a8
  • オンラインショップONEP.jp零号店バナー
- PR -
2013年10月31日 ONEP.jp

親身になって相談に乗ってくれたり、勇気づけてくれたり、同じ悩みを持った人同士 で話し合ったり…ネットにはそういったコミュニケーションや、それらに伴うサイト上での交流があります。そんなやりとりがあるからこそ「悩みが解決した」「勇気が出た」「新しいことを知ることができた」という声も多数あります。

しかし、「実際に会う」ことによって、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

「仲良くなったから会ってみたい」「直接会ってお礼が言いたい」という気持ちはときとして持ってしまうこともあります。しかし、実際に会うことによって、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

すべての人が悪い人というわけではありませんが、トラブルに巻き込まれないために、サイト外で実際に会うことはやめましょう。実際に会ってみたら、年齢を偽っていたことが分かったり、友達になろうと思っていたら男女の出会いを目的とされていた、ということもあります。

ONEP.jpでは、オフ会を開くことやサイトの外で実際に会うことを禁止します。他の サイトでも、そういった危険性があることを知っておいてください。

モバゲーより流用

2013年8月5日 ONEP.jp